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■深層レポート
福島市職員が保育士、保護者に〝園児虐待〟を口止め!!
市が放置したパワハラ問題を労基がすんなり決着させる
福島市の小規模保育の「あおぞら保育園」での虐待疑惑を巡り、本誌では市の担当者と保育士とのやり取りを録音した音声データを独自に入手した。その内容には、市の担当者が虐待、パワハラの実態を隠蔽するために保育士を説得しようとしている様子や、「虐待の認定は市ではなく、別の機関である」との発言が出るなど、到底、認可保育園の監督指導をする立場とは思えないやり取りが残されている。また、保育士が訴えた園長のパワハラについても当事者能力を発揮することもなく、労働基準監督署とハローワーク福島が連携してパワハラの事実が裏付けられたのである。
■総力特集/衆議院福島県全選挙区情勢分析
衆議院議員の任期満了となる10月21日まで、3カ月を切った。安倍晋三長期政権が幕を閉じ、昨年9月に菅義偉内閣が誕生する一方、野党は立憲民主と国民民主の合流により新「立憲民主党」が誕生した。新型コロナ対策をはじめ、直面する課題が山積している中、内閣支持率は30㌫前半まで下落。菅首相がいつの時点で解散・総選挙に打って出るのかに注目が集まる。衆院選県内全選挙区の情勢を分析する。
●1区
風向きとムードで戦局一変するも、再び接戦へ
告示日に首相の第一声はあるのか
●2区
立民20代新人に期待票集まるか
根本当選は揺るがない?
●3区
自民逆風・野党共闘で「玄葉優位」揺るがず!
焦点は上杉「比例復活」の行方?
●4区
野党共闘で小熊がリード均衡を破る共産・社民の影響とは
マイナス材料が多い菅家陣営
●5区
自民に逆風が吹いても、揺るぎない吉野の〝圧勝〟
早くも〝ポスト吉野〟を巡る動きに注目が集まる
■2021福島市長選
たった1期で現職・木幡の選挙は〝無双〟へ
政敵が次々消え、間もなく出馬表明か
11月14日告示、21日投票で行われる福島市長選は、現職で1期目の木幡浩市長をはじめ、まだ誰も正式な出馬表明をしていない。4年前の市長選では現職と新人による4人が立候補するなど、激しい選挙選が繰り広げられた。ところが、今回の市長選では7月下旬時点で現職の木幡市長が出馬するのは確実視されるものの、対抗馬擁立の気運も上がらず、無投票か信任投票が濃厚になっている。
■泉崎村長選情報
現職勇退で新人二人の一騎打ち!?
「岩農の同級生対決」を制するのは?
今年10月に予定されている泉崎村長選は、6月定例会で現職の久保木正大村長が勇退を表明。現時点では中野目正治村議と箭内憲勝副村長の一騎打ちと見られている。本誌は現在の情勢を取材するとともに久保木村政の3期目を振り返った。
■編集長インタビュー/福井トシ子 公益社団法人日本看護協会長
2040年問題に向け、ナースプラクティショナー制度の創設を
多様な働き方の提供で、潜在看護職を支援
本県の大玉村出身で2017年から日本看護協会長を務める福井トシ子氏が、3期目の任期に入った。昨年からの新型コロナウイルス感染症の広がりを受けて業務負荷も増大する中、日々、看護職は医療現場を支えている。2025年には地域医療構想に基づいた医療と病床機能の再編が控えるなど、将来とも持続可能な医療提供体制の構築が急がれるところだ。看護職の処遇改善をはじめ、恒常的な人材不足を補う潜在看護職の復職支援に取り組む福井会長に、2040年に求められる看護像と人材活用基盤のあり方を聞いた。
■特別インタビュー/國井常夫西白河地方森林組合長(元・全国森林組合連合会長)
国産材を活用した新たな都市づくりがスタート!
ヒューリックとともに挑戦していく
■特別インタビュー/鈴木重敏会津鉄道㈱代表取締役社長
地元の〝お宝〟を探し新しい商品を作っていく
■特別インタビュー/橋本克也須賀川市長
市民とともに「選ばれるまち須賀川市」の実現へ
■特別インタビュー/菅野孝志JA福島五連会長
担い手確保と高収益品目の導入で〝儲かる〟農業の構築を
■首長インタビュー/押山利一大玉村長
「村民に日本一近い村政」を目指す
■地域特集/飯舘村
■首長メッセージ/平田村、湯川村、柳津町
■連載/世界のフクシマ県人会
熊田るみ南加福島県人会長役
■連載〈第2回〉/フクシマ発!「エナジア」の挑戦
白石昇央 ㈱エナジア代表取締役
再生可能エネルギーで復興の〝見える化〟を実現する