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■特集/大震災と原発事故から10年
原発事故から10年― 中間貯蔵施設が〝最終処分場〟になる日!!
北海道の文献調査開始で見えてきた国の本音
3.11東日本大地震と福島第一原発事故から10年の歳月が流れた。しかし、福島第一原発の廃炉作業は最長40年が掛かるとされ、目先のところでもデブリの取り出しや処理済み汚染水の処分方法などの多くの課題が山積している。また、国では除染に伴う中間貯蔵施設からの汚染土は2045年までの県外搬出を確約しているが、日本で原発が稼働してからの課題である核廃棄物の最終処分地もまだ見通しが立っていない。
■緊急インタビュー
核のごみの最終処分場の文献調査が始まった北海道寿都町
片岡春雄町長が〝決断に至った胸の内〟を語る―
■田村市長選直前情報②
「3年間で20億円の赤字」が大きな争点に!
本田市政に下す田村市民の判断は?
4月4日告示、同11日投票の田村市長選は現職の本田仁一と新人・白石高司の一騎打ちの様相を呈している。だが、本田をめぐっては公職選挙法違反への対応に批判が噴出し「本当に出馬出来るのか?」との声も根強い。そんな中、本田が市長に就任した後、約20億円もの赤字を生んでいるとの指摘が寄せられた。本誌は入手した資料を基に、本田市政3年間の財政状況を取材した。
■市町村議選当落直前予想/河沼郡湯川村
定数減で少数激戦に拍車
■特別インタビュー/國井常夫西白河地方森林組合長(元全国森林組合連合会長)
未来を見据え木質バイオマス発電を推進していく!
■特別寄稿/門馬好春30年中間貯蔵施設地権者会長
県外最終処分場選定への着手を求める
■特別インタビュー/作家・柳美里さん
南相馬市の物語『JR上野駅公園口』と〝魂の避難所〟「フルハウス」
■特別インタビュー/立谷秀清相馬市長
相馬福島道路の全線開通で南東北の産業拠点となる
■特別インタビュー/高松義行本宮市長
水害を乗り越え住みやすいマチづくりを推進
■首長インタビュー/伊澤史朗双葉町長
「新生双葉町」を目指し人のにぎわいをつくっていく
■連載/県内大学リレー寄稿「フクシマの未来像」
林 薫平 福島大学農学群食農学類農業経営学コース准教授
【第66回】福島の次の10年(続)―海の回復と地域の復興へ
■特別連載⑥/提督山本五十六 その栄光と挫折
星 亮一
■特別連載③/会津人の軌跡 高嶺秀夫伝
山内日出夫元会津若松市長の遺稿
■特別対談/森田実東日本国際大学客員教授(地球文明研究所所長)
内田広之東日本国際大学地域振興戦略研究所所長
いわきを「21世紀の米沢藩」に!
東日本大震災と福島原発事故から10年を迎えた。(学)昌平黌・東日本国際大学は、原発事故の現場から一番近い大学として、浜通り地区の復興に様々な角度から取り組みながら全国、世界へ発信している。今回は同大学の客員教授・地球文明研究所所長であり、政治評論家としても著名な森田実氏と内田広之同大学地域振興戦略研究所長に、文明論をはじめ地域振興の在り方、教育、雇用、医療など多岐にわたるテーマを大いに語り合って頂いた。
■編集長インタビュー/吉田数博原発事故による帰還困難区域を抱える町村の協議会長
帰還困難区域に特化し、早期の避難指示解除へ
平成30年末に帰還困難区域を抱える浪江、双葉、大熊、富岡町、葛尾、飯舘村の6町村による協議会が設立された。そして、昨年6月に独自の避難指示解除の道を探る飯舘村が離脱してからも国に復興拠点外の除染や家屋解体はもちろん、早期に帰還困難区域すべての避難指示を解除するよう求めてきた。震災と原発事故から10年となり、第2期復興・創生期間に入ろうとするいま、昨年末から協議会長に就いた吉田数博浪江町長に、5町村に共通する課題解決への道筋を聞いた。
■ざいかい短信
・新校名「須賀川創英館」が定例県議会で決定!?